ナチス台頭時、イタリアは英仏と同盟してナチスと対立してた

7月22日
イタリア国鉄完乗の本読んでるが、ストレーザという街があるんだな。ナチスに対抗して英仏伊が連携した「ストレーザ戦線」が締結された街、とある。/世界史不勉強にして、当初は「イタリア」がナチスに対抗していたとは思わなかった。ナチス成立時から独伊で友好関係だったと思い込んでた

ソ連ナチスドイツと連携した「独ソ不可侵条約」は歴史でも習うからあまりにも有名だが、当初英仏とイタリアが同盟してたなんて、世界史では習わなかった/でもよく考えたら、彼らは第一次大戦で同盟国だったから、ある意味で自然なだよな

その意味では、その後イタリアがナチスと同盟して英仏と敵対する、ということの方が、歴史上のサプライズだったのかも知れない。

更にその後、独伊の同盟に日本が加わり、挙げ句にソ連が一時加わった/当時の人から見たら、連合国と枢軸国で実力は「五分五分」に見えたんだろうな/逆に言えば、ヒトラーは当初、イタリアや日本が敵国状況で再武装した訳で、無鉄砲ぶりが判る

ヒトラー台頭時の日本の心理は、実は「ナチスと同盟しよう」は多数派とは言い切れなかったらしい。第一次大戦では敵国だったし、南洋諸島問題もネックだったらしい

南洋諸島、今のパラオとかは、もともとドイツの領土。それを第一次大戦でドイツが領土を失い、日本が信託統治してた/ナチス台頭時には、「ドイツが実力で南洋諸島を奪い返すのでは?」というナチス警戒論が日本でも根強くて、ドイツとの同盟には反対論も多かったらしい