戦前生まれの果物摂取量が多い理由

8月5日
図書館に1990の「パイプのけむり」があったから読んでる/團イクマ(漢字変換メンドクサイ)は幼い頃「果物を沢山摂取しないと、健康になりません」と摂取を強要されてた、と書いてる/團氏は酸味が苦手なので、果物を好きになれなかった、とある

そして團氏は「果物なんて、どうせ水と糖分なんだから、別に摂取しなくても問題ないんでしょ?」と開き直ってる/ここに「昔の日本人、或いは今の高齢者がそれなりに果物摂取量があったのに、最近の若い人の果物摂取量が激減してる」理由が読み取れる

つまり、戦前戦後、日本が貧しかった頃には、滋養のある食べ物の摂取が奨励されていた、果物も滋養があって奨励されていた、ということだろう。その頃の栄養の常識を植え付けられていた、今の60代までは「果物を摂取すると健康にいい」と信じてるので、それなりに果物摂取量が多い

ところがそれ以降の世代になると「果物なんて、水分と糖分じゃん」という團イクマ的思考になり、果物摂取量がどんどんゼロに近づいていく/戦前に「果物摂取が健康に役立つ」という常識が存在していた、ということが判ったのだから、図書館で1990年の本を保管して貸し出してくれたことに意味がある

團氏はホウレン草についても言及していて「昔はホウレン草の摂取が奨励されてたが、最近ではシュウ酸の過剰摂取が問題になってる」とも書いてる/このパイプのけむりが書かれた1990頃には、ホウレン草のシュウ酸が問題視さ)てたのか?/サッカリンの件にしても、「食の安全」にも流行り廃りがある