小銭支払やりとりが苦手で、高齢者は消費を委縮させる

1月2日
「そんなキレる老人相手に商売しても生産性上がらない、無視しろ」的ブコメばかりでビックリ。だから老人の金融資産1800兆円が消費に回らずに日本経済が回らない訳です / “老人はなぜ、販売員の「カステラおひとつですか」に怒ったのか?…” http://htn.to/sPrfJMV

伊勢丹のエントリの中で「高齢者の財布は小銭が貯まる」という老年経済行動学の知見は面白い。計算能力が低下、そもそも小銭の認知能力の低下で、小銭じゃなく紙幣を出してしまいがち/が、「お釣りのやり取りに時間が掛かり、後ろの客に迷惑掛けているのでは?」な後ろめたい思いがある

なので「後ろの客に迷惑掛けたくない」→「そもそも買い物に行きたくない」となって、折角金融資産数千万円あるのに「消費しない老人」になってしまう、という仮説/「お金の支払に、時間が掛かってもいいのですよ」と示すことが、高齢者の消費行動を促進することになるとのこと

1月3日
「老人のエアコン嫌いはウソ」という話にも通じる。「俺はエアコンが嫌いだから、使わない」という老人は、実は「エアコンのリモコンの操作方法が(認知能力的に)判らない」が、「認知能力の衰えを悟られたくない」から「エアコン嫌い」とウソをつく

「計算能力の低下が、消費行動を抑制する」仮説の解決策としては「カード払いを勧める」ことになるのだろうが、高齢者ほどカードに忌避感示すからなあ