メタボ健診は医療費の無駄遣いで無意味

6月24日
サンデー毎日によれば、OECD諸国の中で、「メタボ健診」なんてやってるのは、日本だけらしい/日本はOECDの中では「もっとも肥満が少ない国」らしく、なのにメタボ健診で更に「肥満狩り」する喜劇

75歳までは、散々「メタボ健診」で肥満狩りをしてるが、75歳過ぎると手のひら返しで「フレイル対策」をいい始める/トータルで長生きするのはBMI=25〜27.5の「軽度肥満」、トータルで短命なのはBMI=18.5未満の「痩せ」/今のメタボ健診による肥満狩りは、むしろトータル寿命を縮める危険性

「フレイル」なんて言われ始めたのは、せいぜいこの2〜3年の話。医学常識は数年で変わる/医学常識は変わったのに、医学行政は硬直してるから、20年前の「メタボ、ダメ、ゼッタイ!!」という誤った常識で行政を実行してる喜劇

65歳〜75歳は、昔の医学なら「メタボ対策しろ!(=痩せろ!)」が常識だったが、今はフレイルの悪影響の方が問題なので「65歳〜75歳も、フレイル対策しろ!(=太れ!)」に180度常識が変わったらしい/保健行政は全く常識の変化に追い付いてないが

行政が常識の変化に追い付いてない例と言えば、例えば「グラッと来たら火の始末」なんかも「古い常識」/今はマイコンガスメーターが殆ど普及してるので、グラッと来ても、ちゃんと火は消えてくれる。下手に消そうとしたらケガのもと/しかし、この常識変化に、防災行政は追い付いてない

そもそも、メタボ健診を廃止すれば、数兆円単位で「医療費が削減出来る」のでは?

メタボ健診と言えば、腹囲測定でメタボ抵触基準が「男性の方が女性より小さい」基準が使われてるが、これは改善されたのか?国際基準は全く逆で、「女性の方が男性より小さい」のが国際基準。海外から「日本の基準はオカシイ」と批判されてたのだが