【6月14日→7月17日 介護予防事業は運動嫌いに企画させるべき

7月4日
★介護について調べてたが、いわゆる「介護予防事業」の利用率が惨憺な状態で、各自治体で予算未消化が積み上がっているようだ。一部の筋肉バカな高齢者を除いて、普通の高齢者は運動嫌い。「高齢者に筋トレを強要するのか」
★これって、自分がよくネタにする「嫌がる馬に、いかに水を飲ませるか?」という「啓蒙工学」の話。運動好きな高齢者は、介護の世話になりにくい。運動嫌いな高齢者は将来要介護になるリスクが高い為、行政は必死になって運動させようとするが、当の高齢者達は「イヤなものはイヤ」。
★こういう行政の取り組み(最近は民間のスポーツクラブも参入している)の指導者は、基本的に運動好きな人ばかり。運動好きだからインストラクターになれる、なっている。根っこが運動好きだから、「運動嫌いな人の心理」を根っこで理解してない。だから行政の運動啓蒙は失敗する
★逆に言えば、行政が本気で介護予防事業の参加率を高めたいなら、「根っからの運動嫌い」に事業をプロデュースさせるべき。実際の指導は運動上手なインストラクターがすべきだろうが、「どうすれば運動嫌いの高齢者が、参加したくなるか?」のアイデアは、運動嫌いからしか出ない